「この町に住んでたら、どんな景色を見ているだろう」と、はじめて足利に行ったのが2016年頃。
まだ、クレープ屋のデイリーファームが足利ライブハウス大使館の上にあって、足利学校、鑁阿寺をまわり、229段の階段を昇って織姫神社へ。
足利市駅のホームから見た、真っ赤な夕焼けに照らされた渡良瀬橋。
そんな景色を抱きしめて、作家・本間 悠貴とことばをみつけていきました。
そして、足利を歩きながらつくった「藤の咲く季節には」ができあがり、どうやって展開しようか考えていた矢先、
さまざまな事情が重なり、歌手の方が活動を続けられなくなりました。
しかし、楽曲は完成しており“いける感じ”があったので、この曲が歌える「ふるさとが足利の歌手を探す」、かなり的を絞った発掘がスタートしたのです。
これは大変だぞ、と思っていたのですが
割と早い段階で、いせやともかの情報が入り、ライブをセッティングしていただきました。
とてもイメージに近かったので、すぐに楽曲を聴いて、覚えてもらい、
声と歌が心地よく聞こえるアレンジに変更し、
ライブで歌いながら微調整をかけ、収録、キービジュアルとなる写真撮影、チラシやポスターの作成、と流れるようにコトが決まっていきました。
さらに、足利の関係者にごあいさつしていく中で、
2018年4月1日にあしかがフラワーパーク駅が開業する、そこで歌ってみないか?とご提案をいただき、生まれ変わった「藤の咲く季節には」を披露する機会ができました。
こう振り返ってみると、歌にここまで連れてきてもらったような気がするし、
「いせやともか」はとてもつよい「縁と運」を持っていると、つくづく感じます。