まず、1つ目の
「利益を稼ぐために過度な時間が取られないこと」
についてですが
組織のリーダーや、経営者、フリーランスで活動していると、
自分の動き次第で、収入が変わることが多いです。
坂本も知り合いの経営者で、
たくさん動くほど収益につながると思い込み、休みなく働いていたのですが、
気づいたら、体がボロボロになったり、
心を病んでしまった方もいました。
こういったケースは
「責任感がある人」ほど陥りやすい問題で、
なぜお金が必要なのか?具体的にいくら必要なのか?改めて考え直したり、
「自分がやらなくてはならない」という思い込みを捨てていく必要があります。
次に、2つ目の
「仕事のために家庭があるのではなく、家庭のために仕事があること」について
この本の主人公である青島タクは、
奥さんと小さいお子さんの3人で暮らしています。
本の中で、
「奥さんのユキコさんは自分は一日中子供と格闘してきた。
その子が今やっと寝静まろうとしている。
その矢先、夫は突然帰ってきて子供と遊ぶだけ。
ユキコは、タクがいいとこどりしていることが気に入らなかった」
というシーンがあるのですが、
「家族のため」を思って働いているのに、
いつの間にか家族内で心のすれ違いが起こりやすくなります。
そのためにお互いが何をしているのか、理解しなくてはなりません。
自分のことばかり考えてはならないということですね。