東宝「GEMSTONE Creative Label」新作『インフルエンサーゴースト』が始動
東宝が展開するクリエイター支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」の新作ラインナップとして、短編映画『インフルエンサーゴースト』の制作が発表された。主演を務めるのは西野七瀬と本郷奏多。監督は、短編ホラー『スマホラー!』で注目を集めた若手映像作家・西山将貴さん。
“SNSで拡散された怒り”が怪物になる──
『インフルエンサーゴースト』は、炎上と呪いが交錯する新感覚のクリーチャーホラー。
物語の舞台は、人気絶頂のインフルエンサーグループが突如火災で命を落とすという事件から始まる。事故現場に偶然居合わせた一般人の女性が、SNS上で「犯人」だと決めつけられ、ネットの怒りに追い詰められていく。
主演の西野七瀬は、激しいバッシングの中で正気を失っていく主人公・麻理役を熱演。共演の本郷奏多は、彼女を取り巻く真相に迫るキーパーソンを演じる。
若き才能の共鳴──25歳コンビによる挑戦
本作の監督を務める西山将貴さんは、愛媛県出身の25歳。SNSを通じて映像制作を始め、鋭い映像感覚とジャンルへの解釈で評価を集めてきた。
今回タッグを組むのは、同じく25歳で『ゴジラ-1.0』のVFX制作に携わった佐藤昭一郎さん(白組)。高校時代にSNSを通じて出会った2人が、約10年越しの友情を経て本作で本格的なクリーチャー表現に挑む。
「ネット社会での炎上と排除が、もし“何か”を生むとしたら――」
本作は、いま最も身近で、最も恐ろしい“怪異”の正体を炙り出す。
東宝「GEMSTONE Creative Label」
枠にとらわれない若手クリエイターを支援するプロジェクトとして立ち上がった「GEMSTONE Creative Label」は、東宝の若手社員による提案からスタート。メディアや実績を問わず、才能に光を当てることを目的としており、昨年はオムニバス映画として4作品が劇場公開された。
本作『インフルエンサーゴースト』は、その第2弾として制作される3作品のうちのひとつ。ジャンルに縛られない自由な創作姿勢と、若い世代の視点が注ぎ込まれた本作に、大きな注目が集まりそうだ。