本日は「創造と鑑賞は永遠の追っかけっこ」についてお話ししていきたいと思います。
「創造と鑑賞は永遠の追っかけっこ」
芸術家 岡本太郎さんのことばなのですが、
先月、東京都美術館で岡本太郎さんの「展覧会」に行ってきました。
岡本太郎さんのことばも力強くて好きなのですが、
作品を見ると、ことばにできない衝撃を受けることがあります。
個人的に「夜」という作品が好きなのですが、
怪しく枝を伸ばし、どこか顔にも見えてくる大木、
手前に立つうつくしい少女は、後ろ手にナイフを握りしめ、視線の先にはドクロ
という構図で、
絶望に立ち向かう、強い力を感じます。
また、今回の展覧会で晩年につくられ、未完成の作品「雷人」
岡本さんが愛した血のような赤、外に飛び出していきそうなエネルギー、
80歳を過ぎても、
「ただ、前に向かって心身をぶつけて挑む、瞬間、があるだけ」
ということばを体現されていました。