本日は「禅のことば」についてお話ししていきたいとおもいます。
「禅語」ともいいますが、
「禅」ということばには、座って静かに考えるという意味もあるのですが、
むずかしそう、きびしそうなど、ちょっとハードルが高く感じてしまいますよね。
ただ、禅語には、心を整えたり、悩みを解消するヒントになるようなことばが、
みじかいことばの中にギュッとまとまっているんですね。
本日は坂本が好きな禅語を3つご紹介します。
その3つとは
「回光返照」
(えこうへんしょう)
「冷暖自知」
(れいだんじち)
「前後際断」
(ぜんごさいだん)
なのですが、
この時点では、ほとんどの方がわからないと思いますので、ひとつずつ意味をお伝えしていきます。
まず、
「回光返照」
このことばは、この言葉は、外に向いたその目を自分の内側に向けるという意味で、
どんなに有名な学者や著名人の言葉であれ、結局他人の考えに過ぎないと。
自分のなかの自分のことばと向き合い、
それを身失わないことが大切だということです。
困ったり、悩んだりするときほど、外からのことばを必要としがちで、
じぶんのことばも忘れないようにしようという考え方です。