本日は「死を想え」についてお話ししていきたいと思います。
幡野広志さんという、末期のがんになったカメラマンがいます。
2017年に治すことは現在の医療では不可能、医師には平均して3年の余命と言われたそうです。
幡野さんのブログには、妻や息子にあてた手紙のようなことば、かけがえのない時間の中で感じたことや、考えたこと、伝えたいことが書かれています。
同世代で、同じような環境にいる坂本としては、読みながらたまらない気持ちになりました。
「僕は好奇心が強く、知らないことを知りたいという欲求が強い。
自分の命が惜しいというよりも、これから息子に起きる出来事を一緒に楽しみたかったり、社会がどう変化して行くか知れないことが残念だ。
でもそれは当たり前のことで、徳川家康だっていまの日本を知れないわけだ。
知らないことを知るというのは生きている人間の特権だ。」
と書かれていました。