本日は「生活第一、芸術第二」についてお話ししていきたいと思います。
この「生活第一、芸術第二」は、
「超ド級スクープ」を世間に与える「文春砲」でも有名な、
株式会社文藝春秋の創業者 菊池寛さんのことばです。
菊池寛さんは、
小説家として成功したのちに、
文藝春秋を創刊し、
芥川賞、直木賞などの文学賞を創設したのも菊池寛でした。
さらに、映画制作にも携わり、時代劇の黄金時代を築きました。
本日、お伝えしたいことは、
「芸術を愛することは大切だが、
生活できなければ続けられない」
ということです。
菊池寛は、
才能がありながら、売れない新人たちを支援し、
ときには相手が気を遣わないよう
わざと紙幣をくしゃくしゃにして、ポケットマネーを渡すときもありました。
こんなことばを残しています。
「小説は、生活を知り、
人生に対する考えをきちんと持つことが必要なのだ。
小説は自分の人生観を発表したものなのである。
だから、小説を書く前に、
まず自分の人生観を作り上げることが大切だ」
小説を書くのであれば、
人生をどんな風に見るか、
その眼を鍛えていくことを説きます。