おはようございます。坂本です。
今日は 「79パターンの怪獣」 という話をしたいと思います。
「やりたいことがあるけど、思うように進まない」
「何度も挑戦しても、納得のいくものができない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
今日の話を聞いてもらえれば、「苦しみながらも前に進むことの大切さ」 を少しでも感じてもらえるかもしれません。
今年に入って、とてもハマったアニメがありました。
それは、NHKで放送されていた 『チ。―地球の運動について―』です。
このアニメの主題歌である、サカナクションの 「怪獣」 が作品にとっても合っていて、素晴らしい楽曲でした。
実は、この曲のフルバージョンは2024年10月の放送開始時にはまだ完成していませんでした。
その理由は、ボーカルの 山口一郎さんが”うつ病”を患い、休養していたこと にあります。
山口さんは数年間、病と向き合いながら復帰し、新作の制作に挑んでいました。
その姿をドキュメンタリーやインタビューで知り、
苦しみつつも諦めずに闘っている姿に、思わず涙が出ました。
実は、以前「坂本と相席」でも話したことがあるのですが、
坂本自身も20代の頃に 「パニック障害」や「過換気症候群」 を経験しました。
ストレスの対処法がわからず、心が限界を迎えた結果、病として表れたんです。
たった数分の電車移動ですら苦しくなり、歩いて移動することもありました。
今では少しずつ克服できていますが、
今回のドキュメンタリーを見て、当時の自分を思い出し、他人事とは思えない気持ちになりました。
番組の後半では、「怪獣」 の制作に焦点が当てられていました。
もともとこの曲はアニメ 『チ。』 の主題歌に決まっていたため、
納期までにフルバージョンを完成させる必要がありました。
しかし、最終的に曲の後半の歌詞が完成せず、納期が遅れる という事態に。
山口さんは 「納得のいく歌詞を書くために、79パターンも作詞した」 そうです。
どれほど自分を削りながら、言葉を生み出していったのか。
考えるだけでも、その重みが伝わってきました。
そして、何度も書き直し、悩み抜いた末に、ようやく 「怪獣」 は完成し、リリースされました。
先日、「アイデアは数で勝負」 という話をしましたが、
何かを成し遂げようとするとき、そこには必ず困難があり、
それを乗り越えるためには、強い信念が必要になります。
「79パターンの怪獣」というエピソードを知ると、
この曲を聴くときの感じ方も、少し変わるかもしれません。
まとめると、本日は 「79パターンの怪獣」 という話をしました。
✔ 何かを生み出すには、簡単にうまくいくことばかりではない
✔ 諦めずに向き合い続けることが、最後に人を動かす
✔ 信念を持ち、何度でも挑戦することが大切
まだ今年は春になったばかりですが、
間違いなく、この曲は2025年を代表する一曲になると思います。
ぜひ、一度 「怪獣」 を聴いてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!