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#579 親切からはじめよう

おはようございます。坂本です。

今日は「親切からはじめよう」というテーマでお話ししたいと思います。

ふとしたとき、まわりとの関係がなんとなくギクシャクして感じたり、
気持ちをうまく伝えられずに、モヤモヤすることってありませんか?

そんな時は、心の中で小さなサインが出ているのかもしれません。

「もっと自分を大切にしてほしい」
「もっと自分を一番に考えてほしい」

そんなふうに、愛がちょっと足りなくなってきている時なのかもしれません。

だからこそ、今日の話が少しでも心をやわらかくするヒントになれば嬉しいです。

心理学者・エーリッヒ・フロムは、こんなふうに愛を定義しています。

「愛とは、好むことではなく、相手の幸福・成長・自由を目指す、積極的な追求である」

はじめてこの言葉を読んだとき、
「そうか、愛って“好き”という気持ち以上のものなんだな」と、すごく腑に落ちました。

でも、愛っていつも完璧なかたちでは存在してくれません。

あるときはたっぷりあるように感じても、
次の瞬間には、急に足りなくなってしまったり、

「なんでわかってくれないんだろう」
「前はもっと、わかり合えてたはずなのに…」

そんなふうに、すれ違ってしまうこともありますよね。

愛は、どこか不安定で、見えづらいものです。

でも、それはきっと悪いことじゃなくて、
それくらい愛って、尊くて、むずかしくて、奥が深いものなんだと思います。

じゃあ、どうすればいいのか。

そんなときに、そっと思い出してほしいのが「親切」ということばです。

たとえば、悲しんでいる人に何も言えなくても、
ティッシュを一枚そっと差し出すことならできる。

ほんの少しの行動が、想像以上のあたたかさになることもあります。

最近ちょっとギクシャクしているな、と感じたときは、
たとえば、カフェの店員さんに笑顔で「ありがとう」と伝えてみる。

近所の人に、ちゃんと「おはようございます」と声をかけてみる。

そんな、ちいさな「親切」が、心のなかに“余白”をつくってくれます。

気づけば、自分のなかにまた、愛が満ちてきたりします。

今日の話をまとめると…

✔ 愛とは、誰かの幸せや成長を願う姿勢
✔ うまく人を愛せてないときや、愛されていないと感じるときは「親切」から始めてみる
✔ 笑顔や一言、そっと差し出す手の中に、愛はちゃんとある

もし今、「うまくいってないな」と感じることがあったら、
まずは周りの人に、ちょっとだけ親切にしてみてください。

それだけで、気持ちが少しずつ動き出すことがあります。

本日の話が、なにかの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。