MY TOWN CONCERT WITH YOU MY TOWN CONCERT WITH YOU
必要な機材と環境づくりのご紹介

「自宅でナレーションやセリフを録音してみたい!」

「録音した音声をクライアントに納品して、収入につなげたい!」

こういう声をよくいただくのですが、
いざ宅録を始めようと思っても、どんな機材を揃えればいいのか迷ってしまいますよね。

すぐに機材を揃えるのが難しくても、「こういうものが必要なんだな」と知っておくだけでも大きな一歩。今後の準備や心構えにもつながります。

この記事では、これから宅録を始めたいと考えている方に向けて、
機材選びのヒントをお届けします。ぜひ参考にしてみてください!

1. PC(パソコン):お手持ちのもので構いません


簡単な録音は「スマホ」にある「ボイスメモ」機能を使って録音はできますが、宅録でお仕事を増やしていきたい方は、録音や編集にはパソコンが必要になります。
ただし、特別に高性能なものは不要です。
ただし、使用する録音・編集ソフトによっては「Windowsのみ対応」「Macのみ対応」といった条件がありますので、ソフトに合わせて環境を整えてください。

 

2. マイク:audio technica / AT2020(コンデンサーマイク)


マイクは音声の質を左右する非常に重要な機材です。
AT2020は、クセのないフラットな音を収録でき、価格も1万円前後と手に取りやすいことから、宅録ナレーターに非常に人気のモデルです。
特に初心者の方は、自分の声の特徴を掴むまでは特性の少ないフラットなマイク」を選ぶと安心です。

 

3. マイクケーブル:audio technica / ATL458A/3.0


マイクとオーディオインターフェースを接続するためのケーブルです。
長さは3メートルほどあると、機材の配置に余裕が生まれ扱いやすくなります。
メーカーに特別なこだわりがなければ、マイクと同じaudio technica製で揃えると安心です。

 

4. ヘッドホン:SONY / MDR-7506


録音中の音声をリアルタイムで確認したり、収録後の音声を正確にモニタリングするために、密閉型モニターヘッドホンが推奨されます。

MDR-7506は下記の点から、宅録環境に非常に適しています。
• 3.5mmプラグに加え、6.3mm変換プラグも付属
• 折りたたみ可能で持ち運びや収納に便利
• ノイズや細かな音も非常にクリアに聴き取れる
音質や信頼性からも、宅録における定番ヘッドホンの一つです。

補足:もう一つの選択肢:SONY / MDR-CD900ST
業界標準ともいえるヘッドホンで、テレビ収録などでもよく使われているモデルです。
ただし以下の違いがあります:
• ジャックは6.3mmのみ
• 折りたたみ不可
音質の信頼性は高く、MDR-7506と並んで多くの現場で使用されています。

 

5. オーディオインターフェース:FOCUSRITE / Scarlett Solo(第3世代)


パソコンとマイク・ヘッドホンを接続するための機器であり、以下のような役割を果たします:

• 音声を高音質で録音・再生
• 音量調整が直感的に可能
• 録音音声のリアルタイムモニタリング
• マイクを複数接続できるタイプもあり

また、コンデンサーマイクを使う場合は「ファンタム電源(+48V)」対応が必須です。
購入時には、仕様欄に「ファンタム電源対応」または「+48V」の記載があるかを必ずご確認ください。
Scarlett Soloは、音質・価格・デザインともにバランスが良く、初心者からプロまで幅広く支持されている製品です。

 

6. ポップガード:STEDMAN / PROSCREEN 101


マイクに息がかかると発生する「ポップノイズ」を軽減するための道具です。
STEDMANのポップガードは、やや高価ではありますが、その分効果が高く、録音後の編集やリテイクの手間を減らすことができます

補足:予算を抑えたい場合
CLASSIC PRO / PG11

 

7. マイクスタンド:K&M / 23325(卓上型)


マイクを安定して設置するために必要です。
卓上・スタンド型・アーム型がありますが、限られたスペースでの宅録には卓上型が扱いやすいです。
軽すぎるスタンドは転倒のリスクがあるため、ある程度重みがある安定したものを選びましょう。
高さ調整が可能なタイプであれば、さらに使いやすくなります。

 

↓ ここからは、さらにこだわりたい人向けです

 

8. DAW(録音編集ソフト)


DAW(Digital Audio Workstation)は音声の録音・編集に使うソフトウェアです。
まずは、無料なもので試していくのがオススメです。Macであれば「GarageBand」を使っている方も多いです。
こちらのサイトでご紹介しているので確認してみてください。
選ぶ際に気をつけた方がいいポイントは、

• 無料で使用可能
• トラック数の制限がなく使いやすい
• MP3やWAV形式での書き出しに対応
• 操作ガイドや動画が多く、学びやすい
• 必要に応じて有料版へのアップグレードも可能


補足:有料DAWの例:Adobe Audition

録音・編集・ノイズ除去などを一括で行える優れたツールです。
こちらのサイトでご紹介しているので確認してみてください。

• ノイズ除去が簡単
• UIが直感的で操作しやすい
• サブスクリプションで常に最新版が利用可能

 


9. ノイズ除去ソフト:RX 10 Standard


こちらのサイトでご紹介しているので確認してみてください。
iZotope社のノイズ除去ソフトで、業界でも広く使用されている製品です。

特徴としては以下の通りです:
• ワンクリックでAIが自動的にノイズを分析・除去
• 日本語のチュートリアルや解説動画が豊富
• 「Elements」「Standard」「Advanced」の3種類あり、Standard以上が使いやすさの点でおすすめ

セール期間中は大幅に価格が下がることもあるため、タイミングを見て導入するのも一案です。

 

10. おまけ:反響音対策について


録音環境として反響音対策も非常に重要です。
対策を行わない場合、壁や床に跳ね返った音をマイクが拾い、クリアな録音が難しくなります。


まとめ

本記事では、宅録を始めるための基本的な機材やソフトウェア、反響音対策の方法をご紹介しました。
どれもコストパフォーマンスに優れ、初心者の方でも扱いやすいものばかりです。
宅録環境を整えることで、
• お仕事としてのナレーション案件の受注
• 表現力の向上
• よりクリアな音声での収録が可能になる
といったメリットが期待できます。

これから宅録にチャレンジしてみたいと考えている方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。