本日は「まずは場数を増やす」についてお話ししていきたいと思います。
先日、とあるシンガーソングライターの方とお会いしました。
そのかたは、これまで約10年間で400曲以上の作詞と作曲をしてきました。
ひとつひとつに自作のミュージックビデオもつくり、YouTubeで公開しています。
そのミュージシャンとの出会いは、じぶんの曲を聴いてほしいと、自筆で書かれた手紙を会社に送っていただいたことがきっかけです。
そのアナログな行動にすごく面白いなと思って、これまで何度か連絡をやり取りし、ようやく会うことができました。
坂本は「既に、数百曲の作詞・作曲をしている時点で、それはもう才能があるから、自信をもってください」と話しました。
そのミュージシャンは、「伝えたいことがあって、いつの間にかたくさんの曲ができていた」といいます。
大人になったり、いろんな経験をすると、どうしても頭のなかでうごくことが増えてしまいます。
糸井重里さんは、「夢に手足を」ということばを大切にしていますが、目標を実現していくためには、手も足もうごかしていかないといけません。
最初から大きな目標でなくても、まずは今日できることから。
映画監督になりたいな、ではなくて、
「脚本をつくってみる」「カメラで撮影してみる」「映画を100本みてみる」など、動詞の数は多ければ多いほど、目標は近くなってくるはずです。
まとめると、
本日は、「まずは場数を増やす」ことについて考えてみました。
昔、プロフェッショナルには、
専門技術の「高さ」と応用可能な「広さ」、
そして、逆境に強い「深さ」が大事だときいたことがあります。
いちばん大事なのは「深さ」なのですが、
すぐには身につかないから、まずは打席を増やして「高さ」を手に入れる。
そして、現場を通して「広さ」を身につける。
すると、いつの間にか「深く」なっている。
どんなプロフェッショナルも、才能がある、なしの前に、
まずは手と足をうごかしているということです。