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#606 強いこだわりを弱く持つ

おはようございます。坂本です。
今日のテーマは「強いこだわりを弱く持つ」です。

これは『ザ・ミドル』という本で知った言葉なのですが、とても印象に残ったんですね。

Appleをつくったスティーブ・ジョブズもそうだったと言われています。
彼は、強いこだわりを持ちながらも、より良い解決策を見つければ瞬時にそのこだわりを捨てることができた。
普通なら「ここまでやったんだから」と執着してしまいそうな場面でも、彼は潔く方向を変えることができたんです。
だからこそ、iPhoneやiPodのように時代を変える製品が次々と生まれたのだと思います。

坂本自身も、この考え方には大きく共感します。
もちろん「こだわりを持つこと」「最後まであきらめないこと」は大事です。
でも一方で、「あれ?これは違うな」と気づきながらズルズル続けてしまうことは、むしろ未来を閉ざしてしまう危険があると思っています。

実際にこれまでのプロジェクトでも、何カ月も準備をしてきた企画を思い切って中止にしたことがあります。
当時は勇気が必要でしたが、その決断をしたことで、結果的にもっと多くの人に喜んでもらえる新しい企画をスタートできたんです。
「手放す」ことで、逆に可能性が広がることを実感しました。

なぜ「強いこだわりを弱く持つ」が大事なのか。
それは「変化のスピード」に対応するためです。
いまの時代、昨日の正解が今日の正解ではなくなる。
だからこそ、自分のこだわりに縛られすぎず、「より良いもの」に出会ったら即座にシフトできる柔軟さが必要なんです。

ただし、これは「こだわりを持たない」ということではありません。
むしろ強いこだわりがあるからこそ、「もっと良い答え」に出会ったときに、迷わず切り替えることが必要だということです。
つまり「こだわり」と「柔軟さ」はセットで必要なんですね。

まとめると、今日のテーマは「強いこだわりを弱く持つ」。

✔ こだわりは大切。でも違うと感じたら潔く変える勇気を持つ
✔ 執着しないことでスピードが落ちず、次のチャンスをつかめる
✔ 「持ち続ける力」と「手放す力」を両方バランスよく育てる

本日の話が、なにかの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。