MY TOWN CONCERT WITH YOU MY TOWN CONCERT WITH YOU
#535 おとなの役割

おはようございます。坂本です。
今日は 「おとなの役割」について話したいと思います。

今年にハマったアニメのひとつに、『チ。―地球の運動について―』があります。
地動説が迫害されていた時代に、命をかけて研究を進める学者たちの物語。
この作品には、たくさんの名言が出てきます。

たとえば、登場人物 ラファウ のこの言葉。

「多分、感動は寿命の長さより大切なものだと思う。だからこの場は、僕の命にかえてでも、この感動を生き残らせる。」

ラファウは、裁判で改心したふりをすれば命を救われました。
でも、彼はその道を選ばず、自分が得た感動を守るために地動説に命を捧げました。
ただ生きるのではなく、信念を持って「生きる」ことを選んだのです。

もうひとつ、 グラス という人物の言葉。

「この世は喪失で溢れている。でも、私が死んでもこの世界は続く。だったらそこに何かを託せる。それが、この喪失まみれの世界から生まれた、ある種の希望だ。」

グラスは、愛する家族を亡くし、絶望の中にいました。
でも、地動説という「未来への希望」を知り、考えが変わっていく。
最期には、家族を奪った世界を呪うのではなく、
「家族と出会わせてくれた世界」に感謝する心を持つことができたのです。

このアニメを見ていて、坂本は 「大人の役割」 について考えました。

大人ができることのひとつは、
未来を生きる人たちのために 「希望をつくること」 ではないかと。

考えてみれば、坂本が学生を卒業して起業するとき、
宮大工だった祖父がこんな言葉をかけてくれました。

「どんなことでも、10年続けていたら、必ず一丁前になれる。」

この言葉を信じて、続けてきたからこそ、今もこうしてやれている気がします。

これも、 「希望」 のおかげだったんじゃないかと思うんです。

「10年続ければ」
この言葉を信じて生きることができるのも、
それが未来につながると 「希望」 を持てるからこそ。

どんな時代でも、 「希望」が人を生かしてくれる。

そんなことを改めて考えさせてくれた、素晴らしいアニメでした。

まとめると、本日は「おとなの役割」というテーマについてお話しいたしました。

本日の話が何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで聞いてくださり、ありがとうございます!