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#567 The Fifth Beatle

おはようございます。坂本です。
今日のテーマは「The Fifth Beatle(ザ・フィフス・ビートル)」でお話ししたいと思います。

イギリス・ロンドンに映画祭に行くことが決まってから、せっかくだから時間を見つけて「リバプール」にも足を運んでみたいと思って、準備しています。
そう、あのビートルズのふるさとですね。

ビートルズというと世界的なバンドとして知られていますが、坂本が興味があるのは、「彼らを世に送り出した人物」なんです。

それが、ブライアン・エプスタイン。

学生時代に、エプスタインのことを描いた伝記『ビートルズをつくった男』をすすめられて読んだのですが、その内容がとても印象的で、今でも、大切にしている一冊です。

(かなりボロボロです…)

彼はもともと裕福な家庭に生まれながら、学校には馴染めず転校を繰り返し、軍隊にもなじめず、演劇の道にも失敗。
そんななか、父の経営する家具・家電店のレコード売り場で働き始め、そこで彼は「ヒットを予測する力」に目覚めます。

やがて、リバプールのライブハウスで、当時まったく無名だったビートルズの演奏を聴いて衝撃を受け、「彼らは世界を変える」と、直感で感じたブライアンは、すぐにマネージャー契約を結び、

・テーラードスーツを着せる
・ステージマナーを変える
・ドラマーを交代させる
・音楽には口を出さない

など、自分がすべきことと、彼らに任せることを明確にしながら、マネージャーとして徹底的にプロデュースしていきます。

彼の努力で、ついにEMIレコードと契約を結びますが、これはブライアンが経営していたレコード店が大量購入をするという条件付きで成り立ったものでした。
つまり、リスクを背負いながら、情熱と責任をもって彼らをマネジメントしました。

坂本がこのエピソードに惹かれるのは、才能を持つ人を支えようとする覚悟と、その覚悟が報われるとは限らない儚さが同居しているからだと思います。
ビートルズが「史上最も成功したアーティスト」と言われる一方で、彼を支えたブライアンは、プレッシャーや孤独に押し潰され、32歳でこの世を去ります。

夢の裏側には、必ず「支える誰か」がいる。

その誰かの存在に気づけるかどうかで、人との関わり方や、自分のあり方も変わってくるんじゃないかと、坂本は思っています。

もしリバプールに行けたら、ブライアン・エプスタインの軌跡を辿って、この目で何かを感じてきたいと思います。

まとめると、本日は「The Fifth Beatle(ザ・フィフス・ビートル)」というテーマでお話しさせていただきました。
何かの参考になっていただければ嬉しいです。
本日も聞いてくださり、ありがとうございます。