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#313 陰翳礼讃

おはようございます。坂本です。

本日のテーマは
陰翳礼讃(いんえいらいさん)」についてお話ししていきます。

「陰翳礼讃」とは、谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)さんが書かれた文章で、
なぜ日本人はうすくらがりが好きなのか、暗がりを好むのかについて書かれています。

日本には、美しい暗がりのある場所がたくさんあります。
坂本が好きな、京都の北部にある正伝寺、福井の永平寺、鎌倉の東慶寺など、
これらの場所には、無気味とも言えるような静寂な暗がりが広がっています。
でも、不思議なことに、その暗がりに惹かれる感覚があります。


西洋人の云う「東洋の神秘」とは、この惹かれる感覚のことであると、谷崎さんは言います。

日本人は、暗がりの中に美を見出すことを必然的に身につけてきたことが、この本で学ぶことができます。


「陰翳礼讃」は、日本文化や美意識に興味を持つ方にとって、貴重な文章です。

坂本が読んだものは、
写真も交えながらわかりやすく語られていたので、ぜひ手に取ってみてください。

坂本は、この秋、山口県の萩市に行く予定なのですが、
早速、陰翳を探してみたいと思います。

ぜひ、みなさんも身の回りの陰翳を見つけ、
新たな美の発見を楽しんでみてください。


まとめると、今日は「陰翳礼讃」についてお話ししました。
暗がりに秘められた美しさと、
その背後にある日本人らしさについて考えてみました。

本日の話が何か参考になっていただければ幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。