おはようございます。坂本です。
本日のテーマは「セロテープが世界を救う」というお話をしていきたいと思います。
今日のタイトルについては後ほど詳しく説明しますが、みなさんは、誰かと一緒に何かを作り上げたり、自分の思いを共有したいと感じたことはありませんか?
特にチームで何かを進める場面では、「自分の考えをどう伝えるか」「どうやって協力を得るか」が重要ですよね。
ここで意識したいのが「テーブル型」と「カウンター型」という考え方です。
テーブル型とは、向かい合って話し合う方法です。「私はこうしたい」という意見を相手に伝え、説得するスタイルで、
一方、カウンター型とは、同じ方向を向いて語りかける方法です。「こういう未来を目指したいけど、どう思う?」と相手を巻き込みながら進める形です。
このカウンター型のアプローチが、相手の心を動かし、協力を得るために効果的なんですね。
ここで、今日のタイトルでもある「セロテープが世界を救う」という話なのですが、セロテープ®を製造する企業「ニチバン」は、このカウンター型の考え方を実践しています。
例えば、環境に配慮したセロテープ®は、他の透明テープに比べて少し値段が高いんですね。
しかし、ニチバンはその理由を広告で丁寧に伝えました。セロテープ®が木材パルプや天然ゴムといった天然素材を使い、環境への負担を減らしていること。さらに、「この製品を使うことで未来に貢献できる」というビジョンを掲げ、賛同してくれる企業を新聞広告で募り、協力企業は次回の広告時にロゴを掲載すると伝えたんですね。
その結果、多くの企業がその理念に共感し、協力するようになりました。この成功の理由は、「なぜそうするのか」を明確にし、同じ方向を向いて語りかけたからです。ただ「買ってほしい」と訴えるだけではなく、「共に未来を作りましょう」というメッセージを伝えたことで、信頼を得ることができたのです。
まとめると、本日は「セロテープが世界を救う」というテーマについてお話ししました。
自分の考えを伝える際には、カウンター型のアプローチを意識し、共通の目的を共有することが大切です。
本日の話が何か参考になっていただければ幸いです。最後まで聞いてくださり、ありがとうございます。