本日は「生きがいのヒントは滋賀県に」についてお話ししていきたいと思います。
先日、滋賀県の近江八幡市にある「八幡堀」に行ってきました。
時代劇のロケ地でも使われていたりする、風情ある場所なのですが、ここは、近江商人の発祥・発展の地だそうです。
近江商人というのは、近江国、いまの滋賀県に本拠地を残したまま、全国で商いをしていました。
その土地に足りない物産を運び込むので、現地の人々から喜ばれ、たとえばいまの北海道へ米や古着を運び、今度は北の海でしかとれないニシンや鮭、数の子や昆布といった海産物を持ち帰ってくるので、帰路の途中で海のない土地のひとたちも、海の幸を食べることができました。
そんな、近江商人の商いを「買い手よし、売り手よし、世間よし」、有名な「三方よし」といわれるようになります。
じぶんの好きなことをつづけていくこと、
そして、それを誰かに評価してもらうこと、
「買い手よし」「売り手よし」はイメージできますが、その先の「世間よし」がむつかしい。
例えば、芸能の世界でいうなら
「同世代で夢をあきらめているひとが多い中で、じぶんの活動を通して、やりたいことをはじめるのに、遅いということはないと知ってもらいたい」
など、
活動をつづける大義があると、活動に深みが出てくるよな、と考えました。
まとめると、近江商人の「三方よし」について、どのように日常に応用できるか考えてみました。
好きなことや得意なことがつづけられて、
誰かがよろこんでくれて、
それが世の中に貢献できていたら、
それは「生きがい」ですね。
近江商人は、商いをすることで、
目の前のひとを、世の中やふるさとを喜ばせ、
そして、感謝されてお金を稼ぐことができていました。とても学ぶべきことが多いです。