おはようございます。坂本です。
本日のテーマは「苦しいときは抵抗しない」についてお話ししていきたいと思います。
この話を特に聞いてほしいのは、「辛い出来事が続いて、どうしても気持ちが前に進まない」「現実を受け入れるのが難しい」と感じている方や、「苦しみから逃れたいけれど、どうすればいいのかわからない」という方です。
今日の話を聞くことで、
少しでも、困難な状況に対して、どう向き合えばいいのかヒントなればいいし、「苦しみの正体」が見えてくると、心が少し軽くなるはずです。
さて、辛い状況に直面したとき、「どうしてこんなことが起きるんだろう」と心の中で強く抵抗してしまうことはありませんか?
苦しいときほど現実を否定したくなるものですよね。
でも、その「抵抗」こそが苦しみを生む原因になる、という考え方を、最近読んだ『変わりつづける人』という本で知りました。
この本の中で、仏教研究者のシンゼン・ヤング氏は、「苦しみとは、痛みに対して抵抗することで生まれる」と言っています。
たとえば、困難な状況を「なぜ自分だけがこんな目にあうのか」と拒絶するほど、心の痛みが増してしまうのです。
だからこそ、「現実への降伏、認めること」が大切だと説いています。ここでいう「降伏」とは、単に受け身で諦めることではなく、現実を認めた上で、コントロールできることに意識を集中することを指します。
たとえば、予期せぬ困難に直面したとき、「ふむ、これが今の現実か」と冷静に状況を受け止め、「自分がコントロールできる部分はどこか」を考えるようにする。コントロールできない部分に執着しないことで、心が軽くなり、少しずつ前に進む力が湧いてくるのです。
そして、これまでの人生で乗り越えてきた多くの困難を思い出すことで、「自分には前に進む力がある」と気づくことができるようになります。
でも、辛いことを避けようとするのではなく、向き合うことは簡単ではありません。
現実を受け入れるのには時間がかかることもあります。
それでも、自分にできることをひとつひとつやっていけば、必ず前に進める日が来ると、あとは信じるしかないです。
まとめると、本日は「苦しいときは抵抗しない」というテーマについてお話ししました。現実を否定するのではなく、受け入れて向き合うことで、苦しみを和らげ、自分らしく前に進むことができます。
本日の話が何か参考になっていただければ幸いです。最後まで聞いてくださり、ありがとうございます。