岡本太郎さんは昭和生まれの芸術家で、日本万国博覧会では太陽の塔をデザインした人でも有名な方なのですが、さまざまな書籍も出され、数々の名言を残していますが、
この本にも「人に見られたいという意識が、逆に個性を殺してしまっている」と書かれていました。
坂本も、企画を考えるとき、お客さまやスタッフにとって、独創的でオリジナリティがないものは悪と思っていると、思い込んでしまい、結果的に観てくれる方や、聴いてくれる方を置いてきぼりにさせた経験があります。
本当のオリジナリティは、誰でもわかるベターなことをしていても、見えてくるものだと気づくまで大変、時間がかかりました。
人の目だとおもっているものは、案外、自分の目だったんですね。
だからこそ、冷静に周りの目を分析できず、個性を無理やりだそうとしてしまう時があります。
また、この本には、
「人間にとっての成功とは、夢に向かってどれだけ挑んだか、努力をしたかどうか、ではないだろうか」と書かれていて、坂本もいまやっていることが正しいのか、迷ったとき、背中をおされた言葉のひとつです。