本日は「生きる」についてお話ししていきたいと思います。
この「生きる」とは、先月に見た映画のタイトルなのですが、1952年の黒澤明監督のリメイク作品で、余命半年を宣告された主人公が、自分自身の人生を見つめ直す姿を描いています。
単調な毎日がつづいていると、いつの間にか死ぬことや生きていることが当たり前になっていきますが、
突如として死が近づいたとき、なにができるかを考えさせられる映画でした。
以前、幡野広志(はたの ひろし)さんという、末期のがんになったカメラマンを紹介しました。
彼は、じぶんが残したいのは、お金ではなくて、言葉だと決めて、残された家族のためにブログで発信をはじめたそうです。
黒澤明版の印象的なシーンを上手く汲み取り、
真冬の雪が降る公園で、ふるさとの歌を口ずさみながらブランコをこぐシーンがあるのですが、そのときの主人公はとても幸せそうでした。
やりきったと言える、そんな毎日を少しでも多く過ごしたいと思います。
まとめると、本日は黒澤明監督のリメイク作品「生きる LIVING」をご紹介しました。
英語の「PRESENT」には二つの意味があって、
「贈り物」、そして「現在」でもあると聞きました。
つまり、今、現在とは、生きているわたしたちに与えられた贈り物でもある。ということです。
この贈り物を大切に扱っていきたいですね。
本日の話が何か参考になっていただければうれしいです。